某サイトにて韓国の方から「日本人と韓国人が互いの言語を学んだり、文化を交流しあうオンライン会があるので是非、1度参加しませんか?」と誘われて参加しました。当方、日本人です。
この団体名は「花より日韓」 主催JYMAです。

zoomでオンライン会が行われているのですが、最初は確かに互いの言語や文化などの交流がありました。しかし、急に聖書の話や神様が、ヨセフが、など交流会の方向が全く違うものになってきています。
グループを組まされ、日本人1人に対して韓国人が数名ついているようです。これを週3回、1回に1時間程聖書の話を聞かされ、その後は小グループに分かれて感想を言い合いましょうと30分ぐらい行います。この交流会は計50回行われると言われました。講師と呼ばれる方には日本人の女性が4名、韓国人の男性、女性合わせて5名居て、交流会参加者は大体100人近く、日本人もたくさんいます。

ネットで調べてみると、この団体母体が新天地イエス教会との事です。
日本人の方もいっぱい参加していて被害が出てからでは遅いと思うので、このような団体があると相談する窓口はありますか?
このように団体名を明かさず近づく事は許されない事だと思います。

日韓交流のはずがいつの間にか宗教的な話題にすり替わるのが偽装勧誘の特徴

異端・カルト110番の「お問い合わせ・ご相談」フォームに、こんな情報が寄せられた。昨年来、「新天地イエス教証拠(あかしの)幕屋聖殿」の偽装勧誘に関する問い合わせが相次いでいる。新天地イエス教はキリスト教をかたるが、既成教会にスパイを送り込んで乗っ取る手口などを使い韓国で猛威を奮っている新興宗教。韓国の主要教団は「異端」と総会決議している。

日韓交流サークルを装った韓国系カルトの偽装勧誘は以前から報告されていたが、コロナ禍でオンライン化しているのが最近の特徴だ。これまでにも「自信回復キャンプ」と銘打ってカウンセリングに見せかけたプログラムに誘い、途中から聖書の勉強会に切り替わるなど、手を替え品を替えた偽装セミナーの通報もあった。そのケースでは途中で新天地であることに気づき問い詰めると、講師に逆ギレされ暴言を吐かれたという。

「キリスト教」を標榜しながら、どうして平気で嘘を言えるのか? それは韓国系異端・カルトの多くが「善悪二元論」に基づく教理の構造を持っているからだ。今メディアを賑わしている統一協会(現・世界平和統一家庭連合)が人を騙す霊感商法をしたり、正体を隠す偽装サークルを通して伝道したりするのも、善悪二元論に基づくものだ。

善悪二元論はすべてを「神の側」と「悪魔の側」に二分して説明する

善悪二元論では、自分たちだけが「神(善)の側」で、世の中は「サタン(悪)の側」と考える。「神は善、サタンは悪」というのは一見すると聖書の教えのようにも錯覚しそうだが、善悪二元論では現実社会の人々を神の側と悪魔の側に二分し、神のためであればサタン(悪魔)側を騙してもよいという発想が偽装勧誘の温床になる。高齢者を騙して高額のものを売りつける統一協会の霊感商法も、神のために(被害者の高齢者にも)良いことをさせてあげているのだからその人の幸せのためにもなると、善悪二元論によって違法行為を自己正当化しているのだ。元統一協会員らは、嘘をつくことに初めは抵抗感があったが、何度も繰り返していくうちに麻痺してしまうと証言している。しかし、こうしたカルト団体から脱会すると、「これで、もう嘘をつく生活をしなくてよいとホッとした」という声もある。

もちろん、神のためなら人を騙してよいなどというのは聖書の教えではないし、むしろ真逆だ。イエス・キリストは明確に「偽り」は悪魔的なものであることを教えている。「悪魔は初めから人殺しで、真理に立っていません。彼のうちには真理がないからです。悪魔は、偽りを言うとき、自分の本性から話します。なぜなら彼は偽り者、また偽りの父だからです。」(ヨハネの福音書844

騙されて勧誘されメンバーになった善良な人が、今度は騙す側になる。被害者が加害者でもあるという構造が、破壊的カルトの悲惨を拡大再生産している元凶にある。