(現代宗教 2021年1月12日)

女性信者らに性的暴行を加え、準強制性交等の罪で懲役16年の有罪判決が言い渡された万民中央教会の堂会長・李載禄(イジェロク)服役囚から牧師任命を受け、海外の支部教会で活動していた人物が男性信者らに性的暴行を加えた容疑で逮捕され、8日に起訴されたことがわかった。
起訴されたのは、マレーシア・ペナン万民中央ろうあ教会の主任牧師C被告(54)。万民中央教会の公式サイトを見ると10年にわたりマレーシア宣教師として活動、教会で牧師を務めていると紹介されている。

性的暴行容疑で起訴されたペナン万民中央ろうあ教会の牧師C被告(54)(画像:現代宗教〈ロイター通信〉)

この事件を報じたロイター通信によると「C被告は2013年10月頃、当時28歳だった男性信者に、その4年後の2017年7月頃、当時27歳だった男性信者に性的暴行を加えた罪で逮捕起訴された」とし、「被害を受けた男性たちは言語障害と聴覚障害がある」と被害者側の弁護士が明らかにしたという。起訴されたペナン万民中央ろうあ教会のC被告は容疑を全面的に否認しており、国際手話通訳の選任を裁判所に要請したという。

マレーシアの法律では性的暴行の容疑が有罪と確定されれば最高で10年以下の懲役、または罰金刑となる。詳しい報道はまだわかっていない。