統一教会の活動は依然活発 合同結婚式も 文鮮明夫妻をメシアと信じることが条件

愛知県国際展示場で行われる統一教会の大会

統一教会の教祖、文鮮明(ムン・ソンミョン)氏死去後、事実上のトップに君臨した妻の韓鶴子(ハン・ハクチャ)氏が2019年10月6日開催予定の「2019孝情文化祝福フェスティバル」に登場する模様だ。愛知県の愛知県国際展示場で4万人規模の大会を計画している。情報によると来賓として愛知県知事も参加する。県内では某市の市長が現役の統一教会員であることもわかっている。信者たちは4万人動員を命じられ必死に集客にあたっているという。当日は、統一教会に近い国会議員も招かれているようだ。同教会の金看板である「合同結婚式」も計画されているという。

統一教会の公式サイト(世界平和統一家庭連合)では「祝福結婚」(マッチング)の条件として①統一原理を学ぶ②文鮮明師ご夫妻をメシヤ・真の父母として受け入れる③礼拝参加、十分の一献金(収入の十分の一を献金する)④飲酒、喫煙をしない⑤純潔の重要性を理解する。と書かれている。②には夫妻をメシア信じるよう指示している。

妻のハン・ハクチャ氏は「文鮮明に原罪があった」と宣言。死去した教祖の神格性を自身へ移行させて実権を握っている。あれだけメシアと崇められ、信者が多くの財と時間、人生を投じてきた文氏が「再臨のキリスト」でなくなる組織的矛盾に多くの信者が葛藤しているという。今も統一教会の資金源は日本人であることも忘れてはいけない。

統一教会の結婚を通して日本の進むべき道を照らすという。

韓国の主要教団は統一教会(文鮮明)に対して1971年に「似非(カルト)宗教」(統合派)、「不認定集団」(認めることができない問題のある)、「キリスト教ではない」「不買運動」(関連企業のものを買わない)、「異端」(大神派、高神派、基監)、「キリスト教を装ったカルト集団」と総会決議を下している。