キリスト教ポータルニュース翻訳記事 2019年6月10日付

韓国基督教総連合会は韓国を代表する組織ではない

基督教倫理実践運動本部(基倫実:キ・ユンシル、ぺク・ジョングク理事長)が2019年6月7日、声明を発表し、現・韓国基督教総連合会(以下、韓基総)は「異端者らの立場を洗浄(異端ではないかのように見せかける)する場所になった」と述べた。 

キ理事長は声明で、「(韓基総は)韓国教会連合組織としての代表性が失われてから久しい」、「そのため、現・韓基総は韓国教会の主要教団から異端と判定された団体の地位洗浄空間(異端ではないかのように見せかける)や、個人的な政治欲望や極端な理念伝播のため、キリスト教の名前を利用しようとする人々の活動舞台となってしまった」と批判した。

キ理事長は最近、韓基総(チョン・グァンフン代表会長)が文在寅(ムン・ジェイン)政府が大統領府を含めた主要権力機関を北朝鮮の主体思想で征服して、大韓民国を従北化・共産化させているという時局宣言文を発表したが、事実関係が合わず、論評する価値もないと述べた。

それにも関わらず、韓基総関連声明を発表した理由は「韓基総が自らを“6万5千の教会、ならびに30万の牧会者、25万の長老、50万の宣教家族を代表”する組織と表現したためだ」という。

これに対してキ理事長は、「韓基総が2010年代初めまで、韓国教会の大部分の教団と主要キリスト教団体が所属したキリスト教最大の連合団体だったのは事実」、「しかし、韓基総が教会連合団体としてのアイデンティティを失って政治化・イデオロギー化・私的組織化され・・・大韓イエス教長老会(統合)をはじめとする、主な教団とワールドビジョンなど主要キリスト教機関が、韓基総を脱会しており、「行政保留」状態で正式活動を行っていない」と説明した。

次は、理事長側が発表した声明書の全文である。韓基総(代表会長チョン・グァンフン)は今年6月5日、時局宣言文を発表した。

主な内容は、文在寅(ムン・ジェイン)政府が大統領府を含めた主要権力機関を、主体思想で征服して大韓民国を征北化・共産化させており、経済も社会主義化させ1970年代の水準に没落させているため、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が下野しなければならないということだった。同声明書の内容には、事実関係が合わないだけでなく、何の名分もないため、論評の価値もない。 しかし懸念すべきは、韓基総が自らを“6万5千の教会、及び30万の牧師、25万の長老、50万の宣教家族を代表”する組織、と表現したことだ。しかし、これは全く事実と符合しない。 韓基総が2010年代初めまで、韓国教会の大部分の教団と主要キリスト教団体が所属した、キリスト教最大の連合団体だったというのは事実だ。

しかし、韓基総が教会連合団体としてのアイデンティティを失って、政治化・イデオロギー化・私組織化され、キリスト教内部の信頼を失っていた2011年初頭、当時の代表会長選挙関連の広範囲な金権選挙の実態が明らかになり、韓基総の解体運動が汎キリスト教陣営から始まった。

3年間持続されたこの解体運動の結果、大韓イエス教長老会(統合)をはじめとする、主な教団とワールドビジョンなど主要キリスト教機関が、韓基総を脱会したり’行政保留’状態で正式活動を行っていない。その結果、現在の韓基総には一部の群小教団(規模の小さな教団)や団体だけが残っている状態で、韓国教会連合組織としての代表性は失われているに久しい。そのためか、今の韓基総は韓国教会の主要教団から異端と判定された団体の「地位洗浄空間」や、個人的な政治欲望や極端な理念伝播のため、キリスト教の名前を利用しようとする人々の活動舞台となってしまった。

このように、韓基総が韓国教会連合組織としての代表性を失い、極端な政治理念団体に変質して久しいにも関わらず、彼らが極端な嫌悪や理念志向的な発言をして存在感を誇示しているのは、このような韓基総の活動を自分たちの政治的道具として活用しようとする、一部の政治勢力とマスコミが存在するからだ。これら一部の政治勢力とマスコミは、韓基総が韓国教会を代表できないことをよく知っているにも関わらず、彼らの極端な嫌悪や理念志向的な発言を拡大させることで、韓国教会内の多くの信徒らを、自分たちの政治的影響下にあるかのように誤導しようとしているのだ。 

責任ある政党とマスコミなら、まず韓基総が韓国教会をどれほど代表しているのか、事実確認をしなければならない。 そして韓基総の発言が、実際に韓国教会信者の考えをどれほど代表しているのかも、正確に把握しなければならない。そのようにして、実際に韓基総が韓国教会をまともに代表していないことが明らかになれば、彼らがどんな話をしても、少なくともその話と韓国教会を連結させて活用したり、報道したりする行動を止めなければならない。 韓基総は韓国教会内で政治的に偏った少数の集団に過ぎない。

そして、韓国の教会内には、実際に韓国教会を相当程度包括する連合組織もあり、イエスの精神で韓国社会各地の暗闇を明らかにし、愛と正義と平和を実践している団体も多い。 彼らこそが本当に韓国教会を代表する組織だ。政党であれマスコミであれ、本当に韓国教会の支持を受け、また韓国教会が持つ愛と正義の力で、韓国社会をより善く変えていくことを望むなら、韓基総のような団体を利用しようとする姿勢を捨てて、イエスの精神を正しく実践し、韓国教会を代弁する団体を積極的に発掘し、彼らの声に耳を傾け、疎通する開かれた姿勢を持たなければならない。2019年6月7日 基督教倫理実践運動