新天地の教会内で信者たちが床に座り込み、訓練後の試験を受けるようす。

1011日付『自国人宣教師から「帰国するので聖書講義の受講者を託したい」〜オンライン礼拝教会に相次ぎ働きかけ〜』記事読んだ元新天地信者から、これは確実に新天地のやり方だと通報があった。オンライン礼拝をしている教会にコンタクトを取ってきた女性は日本語のできる韓国人なので、指示を受けて行動しているという。

「新天地イエス教証拠(あかしの)幕屋聖殿」であれば、「聖書講義をしていた(100人ほどの)受講生を託していきたい」という自国人宣教師と連絡を取り続けることは非常に危険だ。聖書講義の受講生を託したいということは、現在はオンライン礼拝を視聴するだけでも、対面礼拝を再開すれば彼らが教会に出席する可能性が高い。訓練を受けたスパイ「収穫の働き人」を求道者やクリスチャンを装って教会に送り込み、秘かに教会員を自分たちの聖書勉強に誘い出すというのが新天地の典型的な手口だ。教会内に自分たちの同調者を増やしていき、しまいに乗っ取るというのが彼らの伝道戦略であり、韓国では多くの教会が被害を受けていると報告されている。

また、新天地の伝道によってマインドコントロールを受けると、家族をサタン呼ばわりする、周囲にウソをつき続けなければならない生活に葛藤する、反対する夫との離婚を指示される、などカルト特有の家庭崩壊や人間関係の破壊が起こる。韓国では親たちが新天地の教会や裁判所の前で「子どもを返せ」と訴える姿が社会問題になっている。

新天地に子どもたちが入信し所在不明だと訴える家族ら。全国新天地被害者連帯はイ・マニ氏の逮捕を強く求めている。(写真:キリスト教ポータルニュース)

▼参考関連記事はこちら

自称“韓国人宣教師”から「帰国するので聖書講義の受講者を託したい」〜オンライン礼拝教会に相次ぎ働きかけ〜 | 異端・カルト110番 
thumbnail
 
9月末から10月初めにかけて、オンライン礼拝をしている教会に韓国人の「宣教師」あるいは「留学生」を名乗る人物から不審なコンタクトがあったという通報が、異端・カルト110番や日本福音同盟(JEA)に相次いでいる。

 

▼新天地イエス教の実態・脱会者証言などはこちら

新天地に関する記事一覧 | 異端・カルト110番