相手が好きで離れたくない心理状態を利用
本紙には韓国、中国系異端・カルトの被害に遭った当事者や入信したお子さんの家族からの相談を多くいただきます。韓国系は一般的に知られるグループだけではなく新しい団体が次々と日本に入っています。そして、勧誘手口はどんどん巧妙化しています。最近は異性の出会いを求めて登録し、アプローチする出会い系サイト（大手）を利用してカルト被害に陥るケースが多発しています。カルト信者は「出会い」目的ではなく、組織的に登録を命じられ、異性が自分に好意をもって近づくのを待っています。また、積極的に異性に「メッセージ機能」を利用して誘っています。出会い系サイトは一般に女性は無料で利用できるところが多く、男性は有料のポイント制です。つまり、カルト信者の大半は女性で男性を誘ってくるというパターンなのです。実際に会ってからが大変です。デートしたり、中にはホテルなど異性の関係を持った時点で脅して強制的に入信を迫ることもあります。また、相手が好きで離れたくないという心理状態になった人は言われるがまま、カルト宗教の教会や集まりに足を運んでいます。現在はコロナ渦で大人数で集まる「集会」こそありませんが、オンラインの勉強会には出会い系サイトを通じて参加することになった「初心者」（カルト宗教の）が大勢いるのです。こうしたサイトやアプリはスマホやパソコンで他人に見られることなく、機密性も高いことから家族はまったく気が付きません。
十分な注意が必要です。
