「条件付き終末論」でキリスト教界で異端と規定された新天地(
同記事によると、尹候補は、配偶者の金建希(キム・ゴンヒ)氏とともに巫俗(シャーマニズム)依存問題で様々な論議を呼んでいる。公的な政治領域で巫女が介入した情況が相次いで明らかになり、宗教界を中心に激しい批判を受けている状態だ。
さらに、尹候補は2020年2月の検事総長在職当時、コロナ事態と関連し、法務部の新天地家宅捜索指示を拒否したことが後に明らかになり、捜査を受ける状況であるため、尹候補の新天地関与疑惑は波紋を呼ぶものと予想される。
新天地幹部出身の脱会者が昨年7月、幹部らに「国民の力」への党員加入を指示
新天地幹部出身の脱会者A氏は、CBSの取材陣と会って、新天地果川(クァチョン)本部の高位幹部が昨年7月、区域長以上の幹部に「国民の力」への党員加入を指示していた事実を暴露した。昨年7月は、各党の第20代大統領選挙候補の予備登録が始まった時期だ。新天地の区域長は通常、「フィードバック」(信徒管理のために、随時状況報告をするという意味の新天地の隠語)を通じて10人余りの信徒の信仰を管理する。
A氏は、「国民の力」への党員加入指示が’対面’方式で行われたと語った。A氏は「コロナ(新天地発集団感染事態)以降、通知事項や通知などを記録に残すなと言われて音声伝達を通じて動き、メールでは絶対に通知事項を伝えられないようにすることが多くなった」と話した。
「尹候補のおかげで出られたのだから恩返しすべき」と口頭で
A氏は、「国民の力」党員加入の指示を説明する過程で、尹候補の名前に言及。「イ・マンヒ総会長が(拘束された)当時、一通の手紙をくださったが、ある一人の人物が私を助けてくれたというような内容だった」、「その一人が尹検事総長で、そのおかげで出られるようになったのだから、私たちが恩返しをしなければならないというので、国民の力の党員加入を話した」と述べた。
さらにA氏は「ポータルサイトに加入することができ、3千ウォン(約300円)か3千ウォン以上を出せば党員に加入することができるので、加入して尹検察総長が代表になれるように、われわれが協力すべきではないかという意見を聞いた」と付け加えた。
また、A氏は昨年4月に行われたソウル市長補欠選挙当時も、
新天地関係者、「初耳だ」…。新天地–政界の癒着疑惑、再召喚へ
新天地側は、A氏の暴露内容について「事実無根」だとしている。 新天地の果川本部関係者は「その主張がどこから出たのか」、「初耳だ」と述べた。
事実、新天地と政界の癒着疑惑は、過去の選挙の度に論議の的だった。新天地は2007年の大統領選挙の際、信徒にハンナラ党への党員加入を指示し、特定候補の選挙演説の場に組織的に信徒を動員して論議を呼んだ。 この過程で、新天地青年会長出身者がハンナラ党の副スポークスマンとして活動した事実が明らかになり、論議を呼んだりもした。
この他にも、ソ・チョンウォン(セヌリ党 最高議員)の新天地顧問説、イ・ジョンヒョン(元セヌリ党 代表室政策秘書)の新天地信徒疑惑、セヌリ党名新天地命名説、新天地特定候補広報マニュアルをはじめ、2012年の大統領選挙当時、新天地の中心長老がセヌリ党の諮問委員として活動した事実などが伝えられ、大きな波紋を呼んだ。
異端の専門家らは新天地の政界接近について、「政治権力には強力な後援者が必要で、異端は自分たちを保護してくれる力が必要だ」と分析した。一方、新天地側は、2019年基準の信者数が30万人に迫ると明らかにしている。
(出典:ノーカットニュース〈韓国〉2022.02.10)