11回目の公判後、すたすたと歩いて帰宅。89歳の自称救い主 実は元気だった

【韓国 月刊現代宗教 http://www.hdjongkyo.co.kr/main/index.html

新天地(正式名称:新天地イエス教証拠〈あかしの〉幕屋聖殿)の総会長李萬煕(イ・マニ)被告(89)は16日午後、車椅子に乗って水原地裁で開かれた第11回公判に出廷した。イ被告は体調不良を理由に12日保釈が認められたばかり。ところが裁判所を後にすると被告は車椅子を使わずすたすたと歩いて新天地施設に入っていった。保釈時の姿は演技だったという疑惑が浮上した。

保釈時、車椅子で移動したイ被告(写真左)、16日、車椅子で裁判所に向かう様子(写真真ん中)、帰宅すると徒歩で施設に向かうイ被告。関係者は深々と頭を下げる。(写真:THE FACT http://www.tf.co.kr/ )

「THE FACT(韓国版)」によると「午後6時頃、イ被告と新天地関係者は自宅がある関連施設に到着すると被告は自分で車を降りて歩いて玄関に入った。出廷時とまるで違う様子だった」と伝えた。また「イ被告は杖を使っていたが自分で歩いていた。車椅子に座り込んで動けないほどではない」と紹介している。

イ被告は9月18日、健康不良を理由に保釈申請し、裁判所は11月12日、条件付きで保釈を認めた。一方、16日に開かれた11回目の公判では新天地外交部長A氏が検察側の証人として出廷し、新天地の一切の活動について「総会長であるイ被告に報告される」と証言した。これは、新型コロナウイルス感染拡散事件で防疫当局に提出した偽造信徒リスト、違法集会事件、また横領などイ被告にかけられた多数の容疑について新天地関係者の証言を覆す内容だけに衝撃が走った。

今後の新天地裁判に注目したい。

 

編集部より

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