健康悪化を理由に 電子監視装置の装着と住居制限 保釈金1億ウォンを条件
韓国水原地方裁判所は12日、感染症予防法違反などの罪で逮捕起訴され公判中の新天地(正式名称=新天地イエス教証拠〈あかしの〉幕屋聖殿)総会長李萬熙(イ・マニ)被告(89)の保釈請求を認めたことがわかった。8月1日に逮捕されて以来104日目の出来事だ。(ニュースアンドジョイ)
イ・マニ被告の保釈請求を審議した水原地方裁判所刑事11部は、イ被告に対し、位置を特定するGPS付き電子機器(電子監視)の装着と住居制限を命じ、保釈金1億ウォン(約1千万円)の支払いを条件に保釈を許可したことがわかった。
水原地裁は「新天地については相当なレベルまで調査が及んでおり証拠隠滅の恐れはないと考えられる。被告人の年齢への考慮と健康悪化について公判中に認められたため保釈を許可する条件を言い渡した」と述べた。
イ被告は4日の裁判で「私は公判の途中で命が尽きそうだ。(拘置所の中で)生きていることが言葉で言い尽くせないほど苦しい」「生きているより死んだ方がましだ。自殺したい」と述べ保釈を求めていた。
新天地被害者連帯(被害者家族の会)シン・ガンシク代表はニュースアンドジョイのインタビューに対し、「永遠に生きると主張した本人が法廷で『病気で死ぬ』と言い出した。保釈を求めるとは馬鹿げている」と述べた。