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キリスト教福音宣教会(摂理)の鄭明析(チョン・ミョンソク)総裁は4月23日午前10時、韓国最高裁第一法廷で開かれた法律審で強姦致傷などの罪で懲役10年が確定した。チョン氏側は「拘束日数66日間を除くよう」求めていたが上告は棄却となった。
チョン氏が設立した宗教団体摂理(韓国ではJMSとも呼ばれる)で性的暴行疑惑が提起され、1999年から捜査機関による調査が始まると2001年に海外に逃亡した。チョン氏はその後、2001年から2006年までマレーシア、香港、中国などに潜伏。その間も女性信者に「病気を治す」という口実で派遣要請し、韓国人女性信者5人を性的暴行を加え、わいせつ行為に及んだ(強制わいせつ) 容疑で中国で拘束された。韓国検察の引き渡し要請に応じる形で2月に韓国へ身柄が送致。逮捕起訴されていた。

チョン氏は1審で女性信者3名に対する性的暴行の疑いで懲役6年が求刑されてたが、2審では一名の女性信者への強姦致傷が追加で認められ最高裁はチョン被告に懲役10年を言い渡した。被害者側は「正義が勝利した日」として神と共に労苦してくれた人たちに感謝したいと述べた。

補足)鄭明析氏は刑期を終え2018年出所している。性的暴行再犯の恐れがあるためGPS追跡機能を身体に装着しているという。