脱会者が公開へ「教祖チョン・ミョンソクのために制作」 摂理側、女性信者が勝手にやったこと

ニュースアンドジョイ 2012年4月4日付

キリスト教福音宣教会(摂理)の中心幹部として活動した脱会者は3月28日、韓国キリスト教軍宣教連合会館で摂理の実態を明らかにする記者会見を開いた。ニュースアンドジョイ チョン・ジェウォン記者

キリスト教福音宣教会の教祖、鄭明析(チョン・ミョンソク)総裁が2009年に女性信者への性的暴行容疑で逮捕。実刑判決を受け収監された事件で脱会した元信者が「事実を明らかにする証言」と「組織での裸動画公開」に踏み切り、再び注目を受ける事態となった。一般メディアも摂理のテロ行為と女性信者の裸動画などについて報道し注目を浴びている。キリスト教福音宣教会で中心的な幹部として活動した脱会者は「韓国キリスト教異端相談所協会」(本紙、異端カルト110番特別顧問の陳用植牧師が会長を務める協会)の支援を受けて3月28日に韓国のキリスト教軍宣教連合会館で記者会見を開いた。

脱会者らは「チョン・ミョンソクは再臨主であり、メシアだと信じて生きてきた。今、この生き方を悔い反省している。被害者であり、同時に加害者であった女性信者たちは家族に許しを求めた。摂理のメンバーは今も軍隊、学校、教育分野でガン細胞のように活動している。」と述べ、これ以上の犠牲者を出さないために摂理の実態を明らかにする必要があると語った。

女性信者の裸の動画は教祖による性的暴行の証拠

摂理の脱会者は「チョン・ミョンソク教祖が30年間にわたりメシアを自称しながら多くの女性に性的暴行を続けてきた」と証言。立証資料としてチョン総裁に送るために製作した裸の動画とチョン総裁と踊る女性信者の映像を公開した。(脱会者提供)

摂理の教団事務局長(兼・講師)だったキム・ジノ氏は「チョン・ミョンソクは30年間に渡り、自身をメシアと称して多くの女性を犯し続けてきた」と証言した。立証資料としてチョン氏に送信するために製作した信者の裸の動画(一部)を会場で公開した。映像には「フロム・キャンパス トゥ・愛する蜂蜜」というテロップが流れ動画がスタートした。ビキニ姿の女性信者がポーズをとりながら「主の愛」を告白している。動画の上部には女性信者のスリーサイズが表記され、どの地域の教職者であるかもわかるようになっていた。信者たちはチョン氏(総裁)の写真を横に掲げ、自分の性器にハートを描いて「あなた(チョン氏)のために作りました」と誘う。さらに全裸の女性信者が5、6人集まり「主よ、頑張ってください」と叫ぶシーンも報じられた。

会見に応じたキム氏は「こんな動画が容疑をかけられ中国に逃亡したチョン氏に当時送信されていた。中国に潜伏していたチョン氏は動画を観ながら好みの女性を指名すると信者は中国へ渡り、チョン氏の性的関係を結んだ」と告白した。映像に登場する女性たちは摂理の主要幹部たちで教団の指導者だという。キム氏はチョン氏がクリスマスイベントに参加した7年前の動画も報道陣に公開した。映像では女性信者と密着して踊るチョン氏の姿が確認できた。

キリスト教福音宣教会(摂理)がSEX教団だといえるのは私が証拠だから

性犯罪者の具体的な証言も公開された。26年間、摂理に所属したチョ・ギョンスク氏は「摂理は一言で言えばSEX教団」だと主張した。自分が被害者であり誰よりも内部の不正を知っていると述べた。「教祖のチョン氏は自分と性的関係を結ぶことのみが実は救いだと創世記の教えから秘密裏に指導していた」という。「チョン氏は背が高く若く美しい女性が好みで、面談しようと呼んで数えきれない程、犯し続けた。」と暴露した。

チョ氏の証言では「摂理内には月聖会、常緑樹、タンポポというチョン教祖のために存在している女性信者組織がある。聖会は教祖と一度でも性的関係を結んだグループで常緑樹は教祖をメシアと仰ぎ、その花嫁になるために選ばれた待機組(性行為を行う前の)だ。タンポポとはこのいずれにも選ばれない未婚の女性グループのことだ」という。

キム氏は報道陣に「摂理の性被害は現在も進行中です」と主張した。性犯罪で実刑判決を受け服役中のチョン氏が自筆の手紙で出所後に向けて常緑樹を任命せよと命じたという。その対象者は成人女性にとどまることなく中学生、高校生も含まれている。「チョン氏が刑期を終え出所したら同じ犯罪が繰り返される」と警鐘を促した。

チョン・ミョンソクと立ち向かいたい。その場で逮捕

記者会見の会場で元摂理のメンバーだったキム・ヒョンジン氏に報復行為に及んだミン・ジョンウン氏(摂理信者)は犯行を認め自主するという報告がなされた。ミン氏はチョン教祖を再臨のキリストと信じ9年間逃避行を続けたが一ヶ月前に被害女性たちの証言を聞き「自主することを決意した」という。「今後、私はチョン氏に立ち向かいたい」と宣言。その場に居合わせた捜査関係者に逮捕された。

 

ある摂理の信者が会場に現れ「良心のかけらもないのか。この資料を読んでほしい」と抗議した。ニュースアンドジョイ

一方、記者会見場には摂理の信者が現れ「ここの会見には良心のかけらもないないのか」と抗議した。摂理側が配布した反論資料には「脱会者のキム・ジノ氏が集団被害賠償を扇動し記者会見を開いて虚偽事実を広めている」という主張が書かれていた。注目された動画については「5年以上も前のものであり精度的にも証拠にはならない」と反論した。「勝手に女性信者が製作したにすぎず、チョン氏側に送信された事実はない」と主張。また、「全く関連性のない二つの映像を同じ物のように関連づけてメディアに情報提供した。あたかも証拠のように誤認させて社会問題にすべく編集し、インターネットを介して私生活の問題を広めるという不法行為をキム氏は正当化しているではないか」と指摘した。

さらに摂理の女性組織やテロ行為にも言及。「常緑樹という女性だけの組織はない。現在も存在しない」と主張した。代わりに「信仰スター」という指導者教育課程の組織があり、男性も信仰スターに参加していることを強調した。これらは「脱会後に起きた偶発的な事件をテロだと組織犯行に結び付けようとしているが摂理、チョン・ミョンシク総裁は一切これらと関係した事実はない」と述べた。