女性信徒への性的暴行罪で懲役16年の刑に処され、服役中だった万民中央教会の李載禄(イ・ジェロク)堂会長(80)が12月31日、死亡したことが同教会の日曜礼拝で明らかになった。国民日報が同日速報した。
同紙の報道によると、2023年3月に健康上の理由で刑執行停止状態となり、末期大腸がんで闘病していた。万民中央教会とイ・ジェロク服役囚は、韓国主要教団から異端と規定されている。
イ・ジェロク服役囚の三女で万民中央教会堂会長職務代行のイ・スジン氏は同日、YouTubeでオンライン生中継された日曜礼拝の最後の報告の時間に壇上に上がり、 「イ・ジェロク堂会長が9月29日の秋夕(チュソク:陰暦8月15日の節季)には一度峠を超えて回復したが、(結局)今朝11時頃に召天した」と涙ながらに述べた。
万民中央教会もこの日、国民日報の電話取材に対し、「イ・ジェロク堂会長が亡くなったのは事実だ」とし、「ただし詳しい死亡日時と理由は明らかにできない」と答えた。
イ・ジェロクは女性信徒9人に対し、数年間にわたって常習的にセクハラおよび性的暴行をした容疑で2019年8月、最高裁で懲役16年の実刑判決を言い渡され服役していた。2023年3月に健康上の理由で一時的に釈放された当時、大腸がん末期の状態だったという。
イ・ジェロクの犯罪については同3月に放映されたオンライン動画サービス、ネットフリックスのオリジナルドキュメンタリー「すべては神のために:裏切られた信仰」でも注目され、多くの人々の公憤を買った。
万民中央教会は、大韓イエス教長老会統合と高神、イエス教大韓聖潔(ホーリネス)教会などの正統教団から、異なる神論、救援論、人間論、聖霊論、教会論、終末論などで異端と規定されている。
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