122日に沖縄市民会館で開かれるグッドニュース カンヌン教会の牧師の講演会チラシを、外国から来た若い子どもたちが配布しているとの情報が、読者から寄せられた。外国人の少年少女たちは、不審に思った地元教会関係者の調べによると、フィリピン、メキシコ、コートジボアールから来ており、お金も宿もない状態だったので見かねて女の子を教会に泊めたという。

そのチラシによると、「聖書セミナー」は122日(月)夜から4日(水)までの午前と夜で、講師のパク・ヒジン牧師の紹介には、グッドニュース カンヌン教会主任牧師、米国 Good News神学校教授、CLF東南アジア地域総括、モンゴル、ベナン、ギニアの大学名誉教授の肩書が並んでいる。CLFはグッドニュース宣教会が牧師向けセミナーを開催する際に使う団体名「クリスチャン・リーダーズ・フェローシップ」のことだ。

グッドニュース カンヌン教会は、韓国・江原道江陵(カンヌン)市にあるグッドニュース宣教会の枝教会。グッドニュース宣教会は、韓国主要教団から異端規定を受けている救援派(クオンパ)の一つである。日本では東京・新宿区にある東京恩恵教会のほか、大阪、山形、千葉、静岡、愛知、広島、福岡、埼玉、兵庫に10教会があるとされているが、沖縄には教会がない。沖縄市でのパク・ヒジン氏による「聖書セミナー」の主催は、GOOD NEWS 九州教会となっており、まだ教会のない沖縄に進出を目論んでいる可能性がある。

日本で開催された市民会館やオンラインなどによるグッドニュース宣教会の「聖書セミナー」は、これまで代表の朴玉洙=パク・オクス=牧師が講師を務めていたが、日本キリスト教異端相談所の張清益=チャン・チョンイク=所長によると、朴玉洙代表の代わりに枝教会の牧師が聖書セミナーの講師を務めることもあるという。

救援派はクリスチャンをターゲットに「あなたは救われていますか?」と不安を掻き立て、自分たちの教会に来れば救いの確信が得られると勧誘する手口が知られている。

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