ソウル中央地裁担当判事 「犯罪性認められる。逃走の恐れがある」韓基総(CCK)崩壊へ チョン氏は既に収監

韓国基督教総連合会代表会長・全光勳(チョン・グァンフン)牧師。繰り返し反政府デモを主導してきた。暴言、失言、異端団体との癒着、様々な疑惑が浮上していた。(写真はCBSより)

24日深夜、韓国のキリスト教界に衝撃的なニュースが飛び込んできた。

ソウル中央地方裁判所キム・ドンヒョン令状担当部判事は24日夜、韓国基督教総連合会(韓基総: CCK)代表会長を務める全光勳(チョン・グァンフン)牧師(64)について公職選挙法違反の容疑で拘束令状を発行したと伝えた。その理由について「選挙権がない(剥奪された)人物が大勢の聴衆を相手に総選挙を意識した選挙運動に犯罪性を認めることができる」と説明した。

チョン氏は前韓国大統領選挙で特定の候補者を支持するよう数百万件のキリスト教信者宛に通知した容疑で逮捕され2018年懲役刑が確定し、選挙権が剥奪されていた。その後、韓基総の代表会長選で当選し波紋を呼んでいた。

チョン氏をめぐっては国民から大統領府(青瓦台)宛てに「韓基総解散とチョン代表会長の拘束を求める」請願が21万9000人分(2月4日午後3時30分時点)で寄せられていた。

請願側は「現在の韓基総は定款に記載されている設立目的と事業などに違反して不法が横行する団体」だと主張していた。

チョン氏はこの他にも私文書偽造、イベントなど業務妨害、異端側からの賄賂受け取りなど複数の告発を受けており警察は引き続き捜査を進めている。

拘束令状発行後、すぐに収監されたことが確認された。