統一協会(世界平和統一家庭連合)の実態をメディアでコメントしたジャーナリストや弁護士らと放送局に対し、統一協会が名誉毀損で損害賠償を求める民事訴訟が昨秋から相次いでいる。批判者を被告として訴え発言を封じようとする、いわゆるスラップ(恫喝)訴訟。

その一つ、ジャーナリストの有田芳生さんと日本テレビを相手取った訴訟の第1回口頭弁論が5月16日、東京地方裁判所であった。約70人が傍聴に詰めかけ、被告の有田氏と弁護団長の光前幸一弁護士が意見陳述した。閉廷後の報告集会では宗教学者の島薗進氏(東京大学名誉教授)が「統一教会問題の特異性」をテーマに記念講演した。

弁護士ドットコムニュースが伝えた。