現代宗教 2025.9.17
世界平和統一家庭連合(旧統一協会)の韓鶴子総裁が17日、政界へのロビー疑惑と関連して特検に被疑者として出頭した。
韓鶴子は、同日午前9時46分ごろ、ソウル鍾路区(チョンノグ)のKT光化門(クァンファムン)ビルウェストに設けられた特検事務所に到着した。 旧統一協会側の関係者数十人が現場に同行し、韓総裁は随行員に支えられながら移動した。

旧統一協会は最近、政界関係者に高価な贈り物と政治資金を提供した疑惑が持たれている。韓鶴子はこれに先立ち、健康上の理由で2度の召喚に応じなかったが、15日に発表した立場文で「法的手続きを避けずに堂々と臨む」と明らかにし、この日、自発的に出頭した。
韓鶴子は旧統一協会内で「独生女」、「真の母」、「天一国の指導者」、「ホーリー・マザー・ハン(Holy Mother Han)」などと神格化されている。
一方、旧統一協会は文鮮明総裁の13周忌祈祷会で「特検の論点と社会的憂慮に対して道義的責任を痛感する」という立場を明らかにした経緯がある。


