カルト問題キリスト教連絡会(参加教会・教団:カトリック中央協議会、在日大韓基督教会、日本基督教団、日本聖公会、日本福音ルーテル教会、日本バプテスト連盟)は、11月26日(火)13時から都内で、同裁判の「高裁判決報告会」を対面とオンライン(ZOOM)で開く。事前申し込みが必要、申し込み締め切りは11月24日(日)20時。
以下、「高裁判決報告会」の案内。
高裁判決報告会のご案内
2024年11月4日(月)
主催:カルト問題キリスト教連絡会
〔参加教会・教団〕
カトリック中央協議会・在日大韓基督教会・日本基督教団
日本聖公会・日本福音ルーテル教会・日本バプテスト連盟
日 時 : 2024年11月26日(火)13時 |
主の聖名を讃美します。
“キリスト教メディア”を標榜する「株式会社クリスチャントゥデイ」(以下「CT」と記す。)が、
根田祥一さんを名誉毀損で提訴した民事訴訟の控訴審は、本年9月4日(水)に第1回口頭弁論が東京高等裁判所で開かれ、即日結審しました。判決は11月13日(水)13時10分、東京高裁424号法廷で言い渡されます。(判決言い渡し期日が10月30日から延期されました。)
一審では、ブログ「ダビデ牧師と共同体を考える会」に掲載された脱会者らの証言のうち5つの記事の14の表現が、原告の社会的評価を低下させるかについて争われましたが、判決ではそのうち7か所について記事の真実性を認め、110万円の損害賠償請求のうち50万円の支払いを被告に命じる判決が言い渡されています。
根田さんは当初から、原告が隠していた、ダビデ張牧師を「再臨のキリスト」と信じる「共同体」との関係や、この「共同体」の実態が、判決文の事実認定においてどこまで解明されるかを問題にしてきました。そして、一審判決では、かつてCTで使役させられ共同体を脱会した2人の元メンバーの証言などの証拠が採用され、CTの『構成員が、自己の利益のために峯野牧師を騙し、模範的なキリスト教徒を装ったとの事実』や、CTが『ダビデ張牧師を再臨のキリストと信じる「共同体」の一部』であることが、事実認定されています。
この原判決は、これまでCTの「疑惑」と言われてきたものが真実であり、CTが諸キリスト教会を欺いてきたことを明るみに出す重大なものです。CT側はこれを誤りであるとして控訴し、淀橋教会主管牧師である峯野龍弘さん及びCT代表取締役の矢田喬大さん、CT前代表取締役の高柳泉さんの陳述書などを提出しました。一方、根田祥一さん側は、日本福音同盟総主事の岩上敬人さん、日本基督教団カルト問題連絡会世話人の豊田通信さん及び齋藤篤さんの陳述書のほか、声明「私たちは、淀橋教会および峯野龍弘牧師がクリスチャントゥデイを擁護し加担することを憂慮します」への賛同署名などを提出しました。この声明には日本福音同盟の現職・前職・元職の理事長、総主事、神学委員長、国際渉外局長(前世界福音同盟国際評議員、元アジア福音同盟議長)、各教団の異端・カルト問題、ハラスメント問題、人権問題など専門部署の責任者ら32人が署名しています。
また、日本福音同盟は8月20日、クリスチャントゥデイに関して3度目となる報告書を加盟会員に出し、日本福音同盟理事会が4月22日に出された東京地裁判決の以下の事実認定を確認し、2004年、2018年の対応を変更することなく、引き続きCTの取材を受けないことを改めて表明するなどの動きも出ています。
待降節を迎える直前の多忙な時期ではありますが、どうかこの集会にご参加くださいますように、また、諸教会・教団でカルト問題に取り組んでおられる方や取り組むべき立場にある方、機関紙に関係する方を派遣してくださり、この深刻な問題について見識を深め共に協議する機会をもってくださいますように、お願いいたします。
〔 予定している集会内容 〕
1.根田祥一さんからの報告
2.担当弁護士からの報告
3.日本福音同盟総主事 岩上敬人さんからの報告
4.質疑応答・協議
5.報告会声明の採択
参加の申し込みは、下記の「申し込みフォーム」からお願いします。
〔お問い合わせ先〕 日本基督教団カルト問題連絡会 cult@uccj.org