韓国の主要キリスト教団から総会決議を経て「異端」「カルト集団」と規定されている救援派(クオンパ)系列のグッドニュース宣教会がオンラインでイベントを開催する。

同グループが運営するCLF(クリスチャン・リーダーズ・フェローシップ:キリスト教指導者連合)に参加を促す、グッドニュース宣教会側が既成教会に電話をかけ、イベントの参加(オンライン無料視聴など)を勧めている模様だ。日本各地の教会、団体から「不審な電話がかかってきた」「断っても、とにかく参加してみてほしいとしつこい」など相談が諸教団に殺到しているという。本紙への相談もここ数日で増加傾向にある。

日本福音同盟(JEA)もこの動きを把握しており対応中だ。一部地域では、宣教会側が異端規定されている事実について「韓国側で妬んでねつ造されたもの」「某キリスト教新聞による情報操作」などと批判するビラを配布しているという。韓国異端カルトにみられる典型的な印象操作だ。正確な情報をもたない牧師や信徒に不安を煽り、誤った情報で自分たちの正当性を示そうという狙いとみられる。

グッドニュース宣教会は韓国人指導者、朴玉洙(パク・オクス)氏が率いる宗教団体。その教理は異端であり、反社会的カルト集団として韓国で規定されている。具体的な問題点、情報をまとめたものはこちら

異端、カルト規定を受けている朴玉洙氏のグッドニュース宣教会関連団体「CLF」のチラシ。案内状がメール、郵送で各地の教会宛に届いている。牧師宛に電話が掛かってきて執拗に参加を促している模様だ。