現代宗教 2019.08.21 救援派(クオンパ)倫理的な問題を受け裁判
喜びのニュース宣教会(救援派・クオンパ)改革非常対策委員会の金・ハンソン委員長が、朴玉洙(パク・オクス 喜びのニュース江南教会牧師)、救援派(クオンパ)との戦いで最高裁判所の判決を通じて最終勝訴が確定した。
キム委員長は2015年5月から喜びのニュース江南教会とパク氏の家の前などで ■使役者から徴収した26億ウォン(約2億2千万円)の使途を公開せよ ■1回の説教で500万ウォンを徴収 パク・オクス牧師? ■毎年のカンターター(イベント)の謝礼金数千万ウォンを認めよ。 ■パク・オクスは地域長会議の時、「私は未亡人を自分のものにした」という性犯罪疑惑、真相公開と退陣せよ。■パク・オクスの息子パク〇クック氏のハーフの女子高生性的暴行(ニューヨーク教会)疑惑の究明、処罰せよ。■喜びのニュース宣教会のパク・オクスの王国グラシアス、パク〇スク王国、米国のアナハイムにあるパク〇クッ(息子)王国、全国地域長に与えた王国、腐敗した親戚100人の王国、パク・オクス王国は即時退陣せよという37つのプラカードを掲げてパク氏一家の不道徳さと非倫理的な問題に対する真相究明と退陣を促した。
キム委員長の行動にパク・オクス救援派側は、「集会禁止および人格権侵害禁止仮処分申請」の内容でキム委員長側を訴えている。一審裁判部(ソウル東部地方裁判所)は人格権侵害禁止及び業務妨害禁止仮処分申請でキム委員長を法廷に立たせた。事件を担当したソウル東部地裁は「集会やデモの自由は憲法上保障された基本権として最大限保障されるべきだが、他人の平穏な業務遂行を著しく妨害してはならず、そのデモの過程で表現行為も他人の名誉も権利を侵害しない範囲内で行われるべき内在的限界がある」とパク・オクス氏側の肩をもった。
しかし、二審裁判部(ソウル高等裁判所)は「明記された事実がすべて虚偽事実だと断定し難い」「疑惑を明らかにする目的も同様に公共の利益のための物だ」とし「他人に対して批判的な意見を表明したという理由だけでこれを違法と見ることはできない」「一審の決定を取り消して、この事件の仮処分決定を取り消し、仮処分申請却下」を決定した。
二審判決を受け、パク氏側が再抗告をしたが最高裁は「問題の法理と記録に照らしてみると原審がその判決と同じ理由でこの事件の仮処分申請を却下したのは正当だ。それに憲法、法律、命令、また規則に違反して裁判に影響を与えた過ちはない」とし、「そのため、再抗告をすべて棄却し、再抗告費用は敗訴者が負担するようにし、裁判に携わった最高裁判事の一致した意見として命じることを決定する」と釘を刺した。
キム委員長のデモを通じてパク・オクス側の非倫理的な暮らしが世間に露わになった。パク氏が「集会禁止及び人格権侵害禁止仮処分申請」で本人の恥部を隠そうとしたが大法院はキム委員長に軍配をあげた。キム氏のデモ内容が虚偽事実と断定することは難しく、疑惑を知らせる目的も公共の利益のためだという理由からだ。救援派(クオンパ)のパク・オクス氏側はこのような状況でも彼らが強調してきた「人性」「マインド教育」を続けることができるのだろうか。教理的な問題を超えて倫理的な部分までクリーンではない者の堕落は時間の問題とみられる。現代宗教 チョ・ミンギ記者
この記事は韓国の現代宗教から日本人向けに翻訳、一部編集を加えて掲載しています。