異端・カルト被害者の救出・支援に尽くした村上密氏(前日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団京都教会牧師)は、すい臓がんで闘病中だったが8月29日、十二指腸狭窄のため死去。70歳だった。1955年熊本生まれ。若いころ統一協会から脱会後に献身して中央聖書学校を卒業し、日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団の牧師に。87年から今年3月まで同教団・京都教会牧師を務めた傍ら、「宗教トラブル相談センター」を併設して異端問題、カルト問題、キリスト教のカルト化問題に取り組み、多くの被害者や家族の相談・支援にあたってきた。異端・カルト110番では発足以来アドバイザーだった。