(ニュースアンドジョイ イ・ヨンピル記者) 2020年2月11日

韓国基督教総連合会(韓基総:以下、CCK)元事務総長、ユン・ドクナム牧師が詐欺罪で法廷拘束された。韓国ソウル南部地方裁判所(合議部)は2月7日、元CCK事務総長のユン牧師の控訴を棄却し、一審と同様に懲役8ヶ月の実刑を言い渡した。判決後、ユン牧師は法廷で身柄を拘束され拘置所にそのまま収監された。

事件の経緯はこうだ。ニュースアンドジョイの2019年8月21日付記事によれば、CCKで事務総長を歴任したユン牧師が団体に加盟している証拠になるとネームプレート(銅板)の記念品製作費約5000万ウォン(約500万円)をキム・ノア牧師から2度にわたり受け取ったもののユン牧師はそれを横領し、約束した銅板を作らなかったことによる詐欺罪。報道では当時、次のように紹介されていた。

2019年8月17日、ソウル南部地方裁判所(単独判事)は、詐欺被害を訴えたキム・ノア牧師の主張を受け入れ元CCK事務総長のユン牧師に詐欺罪で懲役8ヶ月を言い渡した。しかしこの時は、法廷拘束は免れた。キム・ノア牧師はネームプレート詐欺以外にもCCK発展基金に6回にわたり計8900万ウォン(約890万円)も渡したとして同様に詐欺被害を主張していたが裁判所は「証拠不十分」として無罪を言い渡していた。第一審後、ニュースアンドジョイの記者はユン牧師に直接問い合わせを試みたが返信はなかった。この事件を受け(当時)、チョン・グァンフンCCK代表会長は「私がCCK代表に就任する以前から金銭問題がかなり浮き彫りになっていた。必要に応じて自主調査を行ない責任を問うつもりだ」と述べていた。

今回の第二審では有罪が確定し、ユン牧師は判決後に拘束された。

この事件は皮肉にもCCKの現在の体質を顕著に表している。ネームプレート詐欺も大きな問題であるが告訴したキム・ノア牧師(本名:キム・プンイル)は自称再臨のメシアとして教会内で神格化されている人物で「異端」である。CCK加盟にあたり、それら教理を捨て、謝罪をしたものの未だに関連教会はその教理を維持していることで問題となっている。このようにCCKはかつて韓国を代表する最大のキリスト教団体だったが会長選の不正問題、異端(カルト)側の指導者との不適切な交流、異端解除、自称メシアを迎え入れるなど団体が崩壊しはじめてきている。主要キリスト教団は脱退し、現職の会長であるチョン・グァンフン氏も所属教団から異端擁護と政治に傾倒しているなどの理由で除名処分を受けている。異端解除されたグループは「CCKは韓国最大の正統派団体である」と未だに主張し、自分たちの正統性を示すカードに利用しているが、この「ブランド」はまったく通用しなくなった。日本福音同盟(JEA)はCCKやCCIKと異なり、会長(理事長)に全権が委ねられることはない。理事会での決定がすべてであり、異端に懐柔される隙がないことは世界に誇れることだといえる。

この記事はニュースアンドジョイの報道を日本語版でお届けしています。内容を一部変更、編集しています。