保守系団体による光化門の集会で暴力行為を主導した疑いで大統領に反対する政治団体本部統括代表を務めるCCK代表会長チョン・グァンフン氏に対して警察は2日拘束令状を取る手続きに入った。事情聴取を受けるためソウル瑞草区のソウル中央地方裁に向かう途中、取材陣の質問に答えるチョン会長。のちに検察は「拘束令状」について棄却している。(パク・ジョンミン記者)

CBS(韓国キリスト教放送局)ニュースノーカット放送 2020.01.21。

韓国基督教総連合会(韓基総:CCK)代表会長のチョン・グァンフン氏が異端として分類された牧師から巨額の金を受け取った事実が確認され、警察が「賄賂」にあたるかどうか捜査していることが確認された。

警察は、チョン会長側が「異端解除」の見返りに金を受け取ったとみて捜査している。異端側から金銭を見返りとして受け取った疑惑が事実だと確認されれば、キリスト教界に大きな波紋を広げる可能性がある。

21日、CBSノーカットニュースは取材の結果、韓国ソウル恵化(ヘファ)警察署がチョン会長側の口座を調査した結果、昨年初めにA牧師から数億ウォンが入金されたことを把握した。この時期は、異端として規定されたA牧師がCCKに加入した時期と重なるという。

CCKがA牧師を異端解除したのは昨年3月である。当時、A牧師はCCKに会員登録を申請した。CCKの倫理委員会、異端似非対策委員会(異端を調査する)は、A牧師を問題視する内部の反対を無視し、A牧師に異端性はないと結論を下した。この騒動でもキリスト教界で論争を招いた。

チョン会長は、その3ヶ月後に光化門(グァンファムン)集会で「すべての面で徹底検証した結果、A牧師、その教会に異端性はなかった」とし、「これから私がする仕事の90%はA牧師が代わりにする」とA牧師を賞賛した。

警察は横領疑惑などを受けているチョン会長側の口座を調査、分析する過程でA牧師の異端解除の時期と資金の流れの詳細を把握し、それが賄賂にあたるのかどうか捜査を継続している。警察は双方の口座記録から資金の動きが合致している点に注目。異端解除の見返りに賄賂を受け取った可能性があるとみて調査している。

警察関係者は「異端解除の見返りに金品を受け取った場合は背任収賄罪の容疑を適用することができ、重い刑事事件に発展する可能性がある」と説明した。

CCKの調査委員会が2019年7月29日午前、ソウル鍾路区恵化(ヘファ)警察署前で記者会見を開き、CCK代表会長チョン氏の横領と詐欺、公金流用疑惑などを提起した後、告発状を提出するために恵化警察署に入る様子。CCK内でもチョン会長に疑惑追及を行なう牧師たちがいる。(聯合ニュース)

警察は最近、チョン牧師に出頭を求めたが日程等を理由に応じなかったという。

チョン牧師が異端解除の見返りに数億ウォンを受け取った疑惑が事実と確認された場合、CCKの組織的道徳性に致命的なダメージを受けるだけでなく、韓国のキリスト教界に波紋を呼ぶことは避けられない見通しだ。特にA牧師の異端解除の問題は、当時、キリスト教界で論争を引き起こした。

月刊現代宗教のタク・ジウォン代表発行人は、「各教団でA牧師とその教会を異端と規定した事案を連合機関(CCK)が短時間で解除したことは公的な意味合いがなく問題だった」とし、「(異端解除に至る場合)連携して協議してこそ可能」と指摘した。

また、別の教界関係者は「賄賂をもらって異端解除したことが事実なら聖書的にも問題でキリスト教界としても怒りを禁じ得ない」とし、「CCKから主要教団が離脱し、内部の問題を提起した牧師たちも脱退し、CCKは事実上、実質を伴わない機関になった」と批判した。

CCK元調査委員会関係者は「問題の核をえぐり出して大改革しなければいけない」と述べた。昨年7月にはCCK特別調査委員らがチョン会長を横領の疑いで警察に告発した。彼らはチョン会長がCCKの団体名で各種行事を開き、その際にCCKの口座ではなく本人または本人が代表を務める別の団体の口座に「後援金」「寄付金」として金銭を受け取っていたと主張した。

当時、チョン会長は緊急記者会見を開き、「私に反対するCCK内の勢力が企てた政治的陰謀だ」と疑惑を全否定していた。

チョン会長は大統領の退陣を迫る大規模集会に参加し、暴力的な発言、反政府運動を主導した疑いで警察に拘束令状を請求されたが検察は請求を取り下げた。しかし、チョン会長にはCCK代表会長の立場で横領、寄付金二関する違法性疑惑、政治資金法違反などさまざまな疑惑、問題が浮上しており警察は告発を重ねて捜査した結果、容疑について拘束令状を申請するかどうか決定する方針だという。

 

 

編集部より CBS放送を受けて韓国のニュースアンドジョイは捜査を受けているA牧師の実名を報道しました。

尚、CCKは主要教団が総会で決議、規定した異端、カルト(人物)を会長権限で異端解除した過去があります。その問題を受けCCKから主だった教会、団体は脱退しています。タラッパン運動(世界福音化伝道協会)柳光洙(リュ・ガンス)、平康第一教会(旧・大声教会)故・朴潤植(パク・ユンシク)救済史シリーズ、大韓イエス教長老会合同福音教団(現・合福)張在亨(ジャン・ジェヒョン)別名・デイビッド・ジャン、愛する教会(旧・大信仰教会) 邊承祐(ピョン・スンウ)が解除を受けた人物です。今回の賄賂疑惑同様の問題が過去に起きている可能性について韓国メディアは追及していくつもりだと言及しています。