本紙が明らかにした大韓イエス教長老会高神総会 公式回答「総会決議解除は事実ではない」2019年、関係禁止は維持 (10月19日号)では再臨主疑惑問題が追及されているクリスチャントゥデイ創設者の張在亨(ジャン・ジェヒョン)氏への「関係禁止」規定取り下げは行われていないことを公式に確認し報じた。

記事で明らかにした大韓イエス教長老会高神(コシン)総会の異端対策委員会の関係者から入手した情報をもとに、高神総会は2012年第62回総会で決議された張在亨への「関係禁止」を解除していないことを確認した。

ところが、日本の教会や一部のクリスチャンに対し張側の信者が高神総会の総会録を引用して「関係禁止」が撤回されたと彼らの媒体を通じて拡散を始めた。一般人が見れば「ああそうか」と思えるようなよく出来た書き方ではある。

このような情報の「イタチごっこ」は韓国では考えられない。数ある異端、疑惑団体でもここまで執拗に報じる教団は類をみないという。総会決議がどれだけ重要なものであるかは韓国キリスト教界では常識であるからだ。日本ではそもそも韓国教会のこの制度について情報がなく、言われれば「なるほど」と理解するしかない状態が続いてきたようだ。そこで本誌は高神総会異端専門家に真相を再確認した。その回答は以下の通りである。

「高神総会の『委員会と報告書』に記載されている内容は間違いではない。記載された内容は大韓イエス教長老会合福教団(張在亨氏が設立した教団)から2012年第62回総会決議(関係禁止)を取り下げてほしいという要請を委員会が議題にあげることを承諾したという記録にすぎず、議題は異端対策委員会と神学委員会の検証されるべき事案だが張在亨に関する件で議論されることはなかった。既に2012年第62回総会決議(関係禁止)の内容を変更、修正する必要性がまったくなかったからである。あくまで張氏に関連する案件は総会議事録に掲載されただけで『自動破棄』された案件だ。」

「総会前には総会で扱われるべき諸案件が記録された資料が提出される。しかし、短い総会期間に扱うことができないため扱うべき緊急案件に限り総会の本会議で議決することになる。クリスチャントゥデイ、張氏の教団側が発信している内容は、高神の異端対策委員会と神学委員会では正式に取り上げられず、総会の本会議の案件として扱われたことのない文書である」

このような回答を得た。言い換えれば正常な手続きを経ていない案件を高神総会の最終的な結論であるかのように見せかけて報道したことになる。今回の内容はその議事録の記載をあたかも決議されたかのように取り上げたにすぎない。

日本人はこれら情報をもっていない。知らない人は騙されやすい話だが、韓国ではクリスチャントゥデイの今日までの報じ方を知る人からすれば「クリスチャントゥデイ特有の欺瞞(ぎまん)的な記事だ」と分かる手口だ。

結局、主要なキリスト教団、正統なキリスト教界の総会決議、正式手続きを知らない(あるいは、無視した)クリスチャントゥデイが自分たちの組織(張在亨氏)を守るために総会資料を悪用したと考えるしかない。もし、常識的な総会手続きを知っていながら自分たちに都合良く部分的に引用し、まるで高神総会そのものが関係禁止措置を撤回したように見せかけたのであれば、虚偽情報の流布であり非常に問題ではないか。なぜ、張側の媒体は全体を見せず、部分的に報じて読者に誤解を与えるのか。こうした彼らの虚偽情報の多くは、調べればすぐに真相が分かることだ。

大韓イエス教長老会統合総会の公式回答。決議権をもつ総会異端対策委員会によるものだ。従来の主張通り、統合派は解除した事実はなく根拠とする研究報告書も添えられていた。

本誌が11月10日に掲載した「大韓イエス教長老会統合総会 張在亨とCTへの決議解除事実なし(公式回答)」の記事の通り、大韓イエス教長老会統合総会の張在亨とクリスチャントゥデイに対する公式的な立場を改めて確認することが出来た。韓国で最も影響力のある教団の一つである統合総会は2009年第94回総会で張氏に「鋭意注視、警戒」の規定を下した。2009年に続いて2018年には再びクリスチャントゥデイを再臨主疑惑がある(異端性)人物、統一教会前歴で問題がある人物(張在亨)を擁護するメディアという理由から異端擁護メディアと規定したが、それら事項に対して何の変動もないことを公式に明らかにしてくれた意味のある答弁である。一体どこから解除されたなどという情報が出たのだろうか。

クリスチャントゥデイと張在亨側の信者たちは既に決定された事項について混乱を招く記事を発信し続けている。日本の読者にはわかりにくい韓国教会の総会決議を悪用して読者を惑わし、意見を衝突させ、日本のキリスト教界を混乱させ、張在亨の再臨のキリスト疑惑問題等を隠そうとしていることは明らかだ。どうか日本のクリスチャン、教会は彼らの記事にこれ以上振り回されないことを強く願う。