韓国基督教総連合会(韓基総:CCK)ってなんだろう?正確な情報に触れましょう。

前編では異端・カルトの対策編を具体的に書きました。よく耳にするCCKという団体名はクリスチャントゥデイが広めてくれました。それまでほとんどの日本人は無縁で知らない団体名でした。CCKは韓国基督教総連合会といって、もともとは多くの教団、主要教派が加盟する福音的な連合機関でした。ところがこのCCKは今や異端の巣窟となり、無秩序状態となっています。「大きな団体に入り込めば自分たちの正統性を誇示できる」これは異端の指導者特有の共通思考です。

CCKはいつしか異端に懐柔され、異端を容認し解除して彼らが好き放題発言できる場に変わってしまいました。日本でCCKの名を一番利用するのはクリスチャントゥデイと再臨のキリスト疑惑を追及されている張在享(ジャン・ジェヒョン)牧師とその教会の信者たちでしょう。では、CCKとはどんな団体なのか説明します。

日本には多くの韓国異端・カルトが入ってきます。彼らの中には独自的に活動する団体もあります。しかし、日本のキリスト教界の中に入って正統的市民権を獲得して活動しようとする団体も多いのです。 彼らは異端性あるいは教理的問題を指摘されると必ず言うことがあります。「我々は韓国基督教総連合(韓基総:CCK)から異端解除された。だからなんの問題もありません」という主張です。牧師の中には一度や二度このような話を聞いたことがある方もおられるはずです。CCKと呼ぶこともあえば「韓基総(かんきそう)」とも言います。しかし、この主張は正確さに欠くものであり、何も知らない日本人を誘導するための口実にすぎません。CCKの歴史と分裂について詳しく説明しましょう。CCKは異端問題が根深く関わっています。では, 韓基総の始まりと墜落の経過を見てみましょう。

CCKは一時的には韓国教会の連合機関だった。

1989年、韓景職(ハン・ギョンジク)牧師を代表とするキリスト教指導者が集まって福音主義的な立場で韓国政府と社会に韓国キリスト教界を代表して教会の連合と発展のために努力しようと、韓国基督教総連合会(CCK)を設立しました。当時、CCKは韓国のプロテスタントキリスト教を代表する連合機関だったのです。

CCKは選挙目的の不正がはびこり(賄賂問題等)と異端解除の温床となった。

代表連合機関として運営するCCKは、2000年頃から代表会長選挙をめぐり想像を超えた金品授受(賄賂)が蔓延するようになりました。その頃、「十当五落」(じっとうごらく)という言葉が有名になりました。CCK代表会長になるために10億ウォン(約1億円)の選挙資金を投じれば当選し、5億ウォン(約5千万円)使えば落選するという意味です。日本の教会では想像できない話です。このような問題に続き、各教団で長い時間をかけて研究と検証を行った異端規定(総会決議)により認定された「異端(カルト)」団体に対し、突如、異端を解除する手続きを取り始めました。異端解除とは、主要教団から異端決議された異端が自分たちの正統性を主張するために最も力を注いでいる活動です。CCKの役員を買収し、異端規定から解除させ、自分たちの立場を正統に装うために浄化できる最高の場となってしまいました。過去には自称再臨主だと宣言した某牧師が会長選に立候補したこともありました。

CCKで異端解除されてしまったタラッパン運動のリュ・ガンス。日本国内でも教会破壊など大変深刻な問題に起きている。ただ、主要教団は明確に異端規定している。正確な情報が求められる事態だ。

このような不正でCCKにより異端規定が解除されてしまった団体で日本と特に関係性の強いものは以下の通り。

・タラッパン運動(世界福音化伝道協会)柳光洙(リュ・ガンス)
・平康第一教会(旧・大声教会)故・朴潤植(パク・ユンシク)救済史シリーズ
・大韓イエス教長老会合同福音教団(現・合福)張在亨(ジャン・ジェヒョン)別名・デイビッド・ジャン
・愛する教会(旧・大信仰教会) 邊承祐(ピョン・スンウ)

有名な救援派(パク・オクス氏:IYF)はこのようなCCKにおいても異端解除されない究極の異端、カルトであることを付け加えておきます。もちろん統一教会は最初から含まれていません。

CCKから多くの韓国教団が脱退した。

十分な研究とその実態を明らかにした上で主要な各教団が総会決議を下した代表的な異端(その主導者)をCCKが異端解除したことを受け、主要教団が大反発し、2012年一斉にCCKから脱退しました。「異端まで迎え入れてしまったCCKにこれ以上留まることはできない」という理由ですが当然の対応です。このことは日本では一般的に知られていませんが影響力を持つ大規模教団が脱退し、非常に小さな教団と団体がわずか残るようになりました。韓国各紙の報道では小規模教団の多くが偽造した教会の活動報告書を提出していることもわかっており、事実上、CCKは崩壊したといえます。様々な経緯があり残り続けた汝矣島(ヨイド)純福音教会もすべての実務を停止すると表明し、大学生宣教団体キャンパス・クルセード・フォークライスト(韓国)もCCKに強い異論を唱えて脱退しました。

CCK加入後、団体を牛耳る張在亨牧師と信者たち。彼らもCCKにより異端解除された。(写真ニュースアンドジョイ)

最新の情報によればCCKの広報、事務方を張在享の信者が務めているそうです。これは韓国のCCKが入る会館の関係者から確認しています。コントロール下に収めることで、自分たちに都合の悪いCCKへの指摘や注文は門前払いできるのでしょう。社団法人<キリスト教倫理実践運動>が、この2019年6月27日、文化体育観光部が発行した<2018年、韓国の宗教の現況>資料を根拠に分析した結果によると、韓国キリスト教総連合会所属教団の数、教会数、教職者数とともに教会信者の数は韓国教会全体の3%にしか該当しないという統計を発表しています。すでに、韓基総は韓国教会を代表する連合機関としての地位を失っています。

韓基総の現代表会長は所属教団で牧師職を免職された人物である

現在のCCK会長は全光焄(チョングァンフン)という人物です。彼の偏った政治理念と主要教団から異端規定された「愛する教会」 邊承祐(ピョン・スンウ)などを役員(会長代行)に任命するなど韓国教会が到底容認できない問題行為に、チョン会長が所属する教団(大韓イエス教長老会白石大神派)は「免職処分」を下しました(8月30日)。つまり、この会張は私利私欲のためにCCKを政治利用し、味方を作るために異端を解除して組織に迎え入れたことになります。この事態に、所属教団はチョン氏の牧師資格をはく奪し教団から除名しました。牧師ではなく、教団を除名された人物が「CCKは韓国を代表する機関だ」と豪語しています。連日、大統領打倒を掲げるデモや集会を開き、キリスト教のそれとはまったく関係がない集団と化してしまいました。異端はそういった彼を持ち上げています。そしてこの会長は、韓国で歴史のあるキリスト教メディア各社を次々に「異端」だと批判する声明を出しました。

現CCK会長のチョン・グァンフン氏。所属教団の大韓イエス教長老会白石大神は彼の問題行為を重く受け止め免職、除名した。異端解除と過激な発言は暴走中である。(写真はニュースアンドジョイ)

CCKを解体するべきという意見が広がる

韓国教会内では以前からCCK解体に関する論争が続いていました。今後、このような行動に対する全面的な改善と改革がない限り、CCKはもはや韓国教会の代表的な連合機関という名前を使うことができなくなるでしょう。もう既にそのような状態に陥っています。現在のCCKは組織的な運用が停止している状態です。

日本のキリスト教界は<CCK>という名称に騙されないことを願う。

日本ではクリスチャントゥデイ(オリベットアッセンブリー教団)が指導者として仰ぐ「張在亨(ジャン・ジェヒョン)牧師の「異端解除がCCKで行われた」と方々で主張しています。タラッパンも同様です。説明したような理由で彼らはCCKで異端解除されていますが、その解除には神学的、社会的になんら価値、根拠もありません。各教団の総会決議がどう判定するかが大切です。総会決議は彼らを認めていません。他に主要教団の決議は解除されたとも言います。それも事実ではありません。異端が解除されるときは総会(毎年秋)で全国に公示され各紙が必ず報じます。今までそのようなことは一度も起きていません。騙されないようにしてください。韓国には大きな連合機関は他にもあります。そして聖書信仰に立ち、正常に機能しています。CCKがすべてのように伝える彼らの話術に騙されないようしましょう。

異端の信者たちがCCKで働き始める。

CCKが異端解除すると、その指導者(教祖)の信者たちがこの団体で働き始めます。実際にCCKでは再臨主疑惑と統一教会前歴問題で主要教団が異端規定を解除していない張在亨(ジャン・ジェヒョン)の信者やクリスチャントゥデイに出入りするメンバーが「職員」として働いています。他の異端も同様でしょう。つまり、異端同士が唯一の居所として肩を寄せ合って運営しているのが現在のCCKの実態なのです。

異端信者が働くと何が起きるのか?

彼らが中で働くということは何を意味するのでしょうか? それはCCKに異端が加わっているではないか?と意見した場合に、CCKの公式見解としてそれらは異端ではないとする立場表明が出来てしまうことです。過去に、再臨主疑惑のある張在亨に関してCCK側から公式回答として「問題がない」との通知を日本福音同盟や報道各社に送ってきました。日本クリスチャントゥデイの矢田社長曰く「この文書は韓国クリスチャントゥデイを通じてこちらに届きました」と元スタッフに説明しています。このように異端側がCCKの行政機能を把握している点も問題です。

CCKの問題を受け、日本福音同盟は宣教協力を解除

日本福音同盟(JEA)はかつてCCKと宣教協力を結んでいました。正常に機能していた時代があったからです。ところが張在亨氏がCCKをコントロールし、他の異端が介入し会長選の不正問題などが浮き彫りになると組織が分裂し、秩序が崩壊しました。福音的信仰に立つ連合機関として到底認めることができない状態に、JEAは2013年、宣教協力関係を解除しました。現在もJEAはCCKと協力関係はありません。

CCKが異端に懐柔され、主導権を失う。正統な異端対策調査委員を追放

それだけではありません。CCKには諸教団から派遣された異端対策調査委員会という部門がかつて設けられていました。これは、内部に異端が入り込まないための対策でした。陳用植(チン・ヨンシク)氏(大韓イエス教長老会合同・韓国基督教異端相談所協会会長)と崔三卿(チェ・サムギョン)氏(大韓イエス教長老会統合・光と塩教会牧師)他数名が担当していました。彼らは韓国を代表する正統な異端研究の専門家たちです。今現在もこれら牧師抜きに異端対策はあり得ないと言われています。しかし、異端側がCCKで幅を利かせはじめると異端調査の牧師が目障りになったのでしょう。役員を買収し、これら専門家を追い出しにかかったのです。特に崔三卿牧師は韓国の異端研究のスペシャリストであり、多くの問題に対応してきました。そこで異端側は崔牧師の発言を巧妙につなぎ合わせて、異端的な神学を持っていると虚偽のレッテルを張ったのです。信じられないことにCCKは崔牧師を「異端」だと決めつけ除外してしまいました。もちろん異端ではないと韓国のキリスト教界は崔牧師の誤情報を払拭しましたが、異端側が資金提供して崔牧師を誹謗する書籍も出版させています。これでわかるように韓国異端・カルトは非常に粘着質で執拗なまでに攻撃をします。韓国でこのようなことをしている事実をインターネット検索だけでは知ることができません。現実に目を向ける必要があります。

このように「CCK」を強調して自分たちの正統性を示すことは無理があります。実態を知り、正しい情報で自分たちの教会、組織を守ってください。異端にはNO、カルトを許さない、認めない強い姿勢が必要です。