「ニュースアンドジョイ編集局長寄稿」ハンビットヌリ財団への誹謗中傷で訂正報道と損害賠償3,500万ウォン確定。張在亨を批判すれば即座に攻撃仕掛ける。本当の目的は?

ニュースアンドジョイ 2020年8月14日号

(ニュースアンドジョイ編集局長のク・クォンヒョ寄稿)韓国クリスチャントゥデイの記事が韓国の法廷で「虚偽ニュース」と認定された。クリスチャントゥデイは2018年12月に3度にわたってニュースアンドジョイ後援団体「ハンビットヌリ財団」(キム・ヒョングク理事長)の脱税疑惑報道を行なった。その記事は虚偽であり、高等裁判所は第3審判決でも虚偽報道であると認定した。裁判所はクリスチャントゥデイに対し、訂正報道と損害賠償3,500万ウォン(約350万円)の支払いを命じる判決を言い渡した。この判決を受け、クリスチャントゥデイは当該記事の下段に「ハンビットヌリ財団が脱税した事実がないことが明らかになり内容を訂正する」とコメントを載せた。しかし、記事は削除されず、虚偽報道の対象とされた人物らの顔写真なども当時のまま掲載されている。どうするつもりなのか。

この世の中に100%完璧とは言い切れないものが存在するとの同じでマスメディアも誤報を掲載することはあり得ることだと思う。しかし、クリスチャントゥデイの報道は極めて悪質だ。彼らは公益法人であるハンビットヌリ財団にとって致命傷となり兼ねない疑惑報道を連載したにもかかわらず、その真意を確かめる取材を一度たりとも行なわなかった。ハンビットヌリ財団は事実無根の「脱税」という風評被害で社会的評価を損なう損害を被った。現に今もまるで犯罪者かのように顔写真を大きく載せている。虚偽報道だったにもかかわらずだ。

今回の記事を担当したクリスチャントゥデイ記者のイ・デウン氏について裁判の過程で驚くべき事実が明らかになった。正直呆れて物が言えない。イ・デウン記者はクリスチャントゥデイにハンビットヌリ財団の脱税疑惑報道を掲載する直前に同財団の理事長秘書に電話をかけていた。ただ、電話ではその目的も理由も告げようとしなかった。秘書はなにか取材であるなら問い合わせ内容を教えてほしいと伝えるとイ・デウン記者はそのまま電話を切ったという。その後、クリスチャントゥデイはハンビットヌリ財団に取材を試みた記録は見当たらなかったとされる。ところが、クリスチャントゥデイの記事には「ハンビットヌリ理事長が取材を意図的に避けた」とする内容を掲載した。こうした報道は今に始まったことではない。

この報道姿勢が単に業務上のミスで誤報を出してしまったという理屈は通用しない。こんな報道は記者として絶対にしてはならない悪質な行為だ。兼ねてから知られるようにクリスチャントゥデイは自分たちの目的に合わせて記事の内容で印象操作を行なう。都合良く報じ、相手に説明させる隙も与えてこなかった。ネット社会である今、オンライン上で情報操作による誹謗中傷を受けた特定の人物が社会的な打撃を受け、風評被害に苦しみ信用を失う問題が注目されるようになってきた。今回のクリスチャントゥデイによる報道は故意の殺人行為と批判すべき内容だ。

読者には事実を知る権利がある。しかし、その事実を偽って報じることは読者を欺く行為だ。私から言わせれば、情報があふれかえる時代にあって、なぜ新聞記者という職業がなくなることなく、それに見合った生活の糧を給与として稼ぐことができるのか、その理由をクリスチャントゥデイは知るべきだと思う。それは、記者は何が事実で何が偽りかしっかり見極め信念をもって読者に正確な情報を伝える必要があるからだ。自分たちの意図のために事実をねじ曲げて報じる人は記者には不適任だと思う。

私たちが最も問題にすべき点はクリスチャントゥデイの報道の意図、その目的にある。ハンビットヌリ財団に対するクリスチャントゥデイの悪意に満ちた報道は、誰が読んでも彼らの目的がはっきり見えてしまう。

クリスチャントゥデイが今回の虚偽ニュースを連載したのは、本紙ニュースアンドジョイがクリスチャントゥデイ創設者の張在亨氏(ジャン・ジェヒョン)と関連事業体に関する企画報道を行なったタイミングだった。クリスチャントゥデイがハンビットヌリ財団を脱税疑惑報道の虚偽ニュースというかたちで攻撃したのは、もちろんハンビットヌリ財団に問題があったからではない。再臨のキリスト疑惑がある張在亨氏の問題を提起する我々「ニュースアンドジョイ」を誹謗中傷する手段のひとつにすぎなかったのだ。彼らの特集の見出しを読めば一目瞭然だ。唐突にクリスチャントゥデイは「ニュースアンドジョイの金づる」とハンビットヌリ財団との関係性を不適切であるかのように断定表現した。裁判所はこの表現を「低級な表現行為」と認定した。

再臨のキリスト疑惑が問題視されている張在亨を取上げると「クリスチャントゥデイだけが即座に反論記事で攻撃してくる」。こんな話はニュースアンドジョイだけが感じていることではない。過去には張在亨氏の異端性を調査し、明らかにした大韓イエス教長老会統合教団前異端似非(カルト)対策委員長だった崔三卿(チェ・サムギョン)牧師は今日までクリスチャントゥデイから執拗に攻撃を受けてきた。誰であろうと張在亨氏の疑惑を提起しようものならクリスチャントゥデイが相手を替えて攻撃を仕掛けてくるだろう。クリスチャントゥデイによれば、張在亨という人物は同社の創設者にすぎず、今は自分たちと何の関係もないと主張している。だとすれば、なぜ、張在亨に関する問題にここまで勢いよく飛びついてくるのか、その機敏性は不思議としか言いようがない。

「論点をあえて論点で覆ってしまう」「ありもしない論点を作り出しまた覆ってくる」。これは十数年前から変わらないクリスチャントゥデイ特有の報道スタイルだ。日本でも張在亨氏の再臨主疑惑が問題となった時、張在亨の教会幹部が「先生」(張氏)の指示として日本のクリスチャントゥデイ記者らに指示した編集内容はまさにこのことをいう。

指示を伝達した幹部は、疑惑提起者に対する陰謀論をクリスチャントゥデイを通じて広めさせ、「このことをうまく処理しろ」「最も重要なのは速度だと何度も(張氏が)おっしゃった」と伝えている。この張在亨という人物は世界の至るところに自前のメディアを作った。そして彼は「メディア(クリスチャントゥデイ等)は私を守る盾」と説明したという。この言葉どおり、クリスチャントゥデイは張在亨の盾として見事に役割を果たしている。

韓国のキリスト教界紙「ニュースアンドジョイ」が十数年にわたりクリスチャントゥデイを警戒すべきだと繰り返し報じてきた理由はここにある。メディアは公信力を得ると一定の権限を得やすくなる。一般に自分たちのメディアと近い存在ほど互いに不利益を被らない関係が続いてしまうというものだ。クリスチャントゥデイは普段からメガチャーチ(大型教会)や保守極右プロテスタント教会に肩入れし、有利な報道を配信してきた。そのため一定の影響力を確保したことは事実だろう。そのような報道と共に常に「張在亨」の広告塔となって彼を守ってきた。

改めて問いたい。クリスチャントゥデイという報道機関が運営される本当の目的は何だろうか。私はクリスチャントゥデイが我が社ニュースアンドジョイを誹謗中傷する記事の配信を立て続けに行なった2018年末に1本のコラムを書いて載せた。次のようにまとめている。「いくら報道するにあたり真実が何であるか関心がないにしても、キリスト教メディアの立場で批判報道を書きながら当事者の立場を聞かず取材をしないことはあまりにリスクを伴う危険なやり方だ。そのような大きなリスクを抱えてまで強行する彼らの真の報道目的が何なのか疑わしい」。

結果的に大きなリスクとなった虚偽ニュースの代償は、裁判所による訂正報道と3,500万ウォンの支払い命令だった。

このような代償を負ってまで報じ続ける彼らは真の目的を達成できたのだろうか。実際、クリスチャントゥデイにとって支払い続ける損害賠償金よりも、再びクローズアップされてしまった張在亨の再臨主問題をなんとか沈静化させる労力と時間の方が重要だったようだ。適当な作り話でまとめ上げた彼らの記事は、メガチャーチの不正や問題追及をしている我々ニュースアンドジョイを煙たがっていた牧師らの目をさらに覆うことに成功したようだ。先日公開されたクリスチャントゥデイ創立20周年の映像には保守キリスト教界の指導者らが続々と登場し祝辞を述べた。このような一面を見ると実際にクリスチャントゥデイは裁判で敗訴したところで特に痛手とは受けていないこともわかる。

クリスチャントゥデイという報道機関に本当の打撃を与えることができるのは読者の分別力しかないだろう。事実を見抜く力だ。明確にできるのは、クリスチャントゥデイは再臨主疑惑が持たれている張在亨の関連事業体だという事実だ。これはもう取り消すことは不可能だ。

最後に「いくら口に合うからといって不良食品を食べることは健康に害するのでやめた方がいい」。(文:ニュースアンドジョイ編集局長)

 

編集後記 ニュースアンドジョイ編集局長のコラムを読んで

韓国クリスチャントゥデイはニュースアンドジョイに対し、同社創設者の張在亨氏「再臨主疑惑」に関連する報道を掲載するたびに事実に反する、もしくは正確性に欠く印象操作を紙面で展開してきました。極右勢力を動員しニュースアンドジョイを批判する小規模デモを主導したり、クリスチャントゥデイはニュースアンドジョイの取材を受け入れたにも関わらず、待合室で待機する記者らを不法侵入だとして警察に被害届けを提出するなど常識とはかけ離れた言動が確認されています。日本のクリスチャントゥデイは韓国のクリスチャントゥデイとは異なる法人だと主張していますが、数々の証言と証拠、2020年7月3日にウェスレアン・ホーリネス教団臨時総会で決議された「CT特別調査委員会」の報告書で韓国、日本問わず張在亨氏の関連事業体と認める評価が下されています。今回の決定をもって諸教団はクリスチャントゥデイを「張在亨(ジャン・ジェヒョン)のメディア」と認識することでしょう。これほど豊富な記事を掲載し、自称宗教新聞アクセス1位を標榜しているメディアなのですから創設者の関係を隠す必要はないはずです。むしろ、その優れた考察力と事業家としてのキャリアを諸教会に手引きすればよいと思います。不思議で仕方ありません。

事実、日本のクリスチャントゥデイは韓国同様にニュースアンドジョイを批判する記事を数多く掲載していました。そして、問題提起する人物を激しく誹謗する虚偽報道、および事実を正確に伝えない記事を通じて攻撃しています。アメリカ、韓国、日本、世界各地で運営しているクリスチャントゥデイ系列会社は同じ論調で動いています。本紙は、その事実を読者に明らかにするためクリスチャントゥデイ現職員らが行なった中傷行為の文面や証拠を整理して報じていく方針です。私(編集長:中橋)もクリスチャントゥデイ編集長の井出北斗氏から「北朝鮮派」の人間だと公の媒体に紹介されています。私だけではありません。十数名にのぼる教職者、クリスチャンを名指しで誹謗しています。

本紙が調べたところ、韓国クリスチャントゥデイにはおよそ200本のニュースアンドジョを批判する記事が現在までに掲載されていました。ニュースアンドジョイの社員たちは根も葉もない虚偽と嫌がらせに苦しみながら真実を伝える強い使命と責任をもって報道を続けています。本紙は彼らの信念に敬意を表します。