証言に協力した脱会者についても無嫌疑  

はじめに・・・韓国のキリスト教メディア「ニュースアンドジョイ」は2018年12月に来日して取材した張在亨(ジャン・ジェヒョン)氏の教会脱会者(元信者)らの証言と関連団体である株式会社クリスチャントゥデイでの実態などをインタビューした特集を掲載しました。また、張氏が設立した音楽宣教団体を名乗るジュビリーミッション・コリア(日本にも支部がある)から脱会した某氏の証言をまとめた特集も2019年5月に報じました。その中で日本の教団において張氏を再臨のキリストと教えていたという証言や聖婚という合同結婚式に似た儀式、金銭的な問題が語られました。しかし、記事が掲載されると毎回の恒例行事のように張在亨側の教団と関連団体はニュースアンドジョイを刑事告訴してきたのです。韓国の検察は捜査の結果、報道したニュースアンドジョイは無嫌疑として不起訴処分としました。検察は「(張在亨氏の)関連団体で行なわれている教理的解釈を既成教会の信者らに広く知らしめてこれを警戒するように伝えることは、既成教会の教理を守るための公共の利益を目的とした行為であると判断する。」と結論付けたのです。この結果は大きな意味があると考えます。それでは、実際の記事の日本語訳をご覧ください。(異端・カルト110番編集部)

【日本の脱会者証言】70講義を学び 張牧師を再臨のキリストと信仰

【日本の脱会者証言】70講義を学び 張牧師を再臨のキリストと信仰 

ニュースアンドジョイ2020.10.13

張在亨(ジャン・ジェヒョン)氏の関連団体は張氏を再臨主(再臨したキリスト)だと信じ、信者は2035年に終末が来ると証言した内容を報道したニュースアンドジョイについて、韓国検察は名誉棄損にあたらない無嫌疑処分を言い渡した。

張在亨(ジャン・ジェヒョン)牧師。自称再臨(来臨)のキリストと信者から信仰されている。

ニュースアンドジョイは2018年12月、日本の張在亨氏の教会元信者でクリスチャントゥデイにおいて活動した脱会者のインタビューを特集した。2019年5月には関連団体であるジュビリーミッション・コリアから脱会した某氏のインタビューを特集し、内部では「42年間の使役」と「新しいイスラエル」という講義が行なわれていたことを明らかにした。「42年間の使役」とは、「張牧師が活動を始めた(教団創設年)1992年から14年ごとに歴史を3つに分けて考え、芽・穂・実の時代を過ぎれば2035年に終末が訪れる」という独自教理だ。

ニュースアンドジョイの報道を受け、張牧師が設立した大韓イエス教長老会合福教団(旧合同福音=シン・マカ総会長)と関連団体で音楽宣教を行なうジュビリーミッション・コリアは、2019年7月にニュースアンドジョイの記者らと証言に応じた某氏を名誉棄損だとして刑事告訴。「張牧師と合福教団、関連団体であるジュビリーミッション・コリアを異端だと決めつけ、宗教的、社会的に信用を失墜させようとした」と主張した。

また、「張牧師を再臨主と信じるよう教え、2035年に終末が訪れると信じさせる秘密聖書講義を行ない、統一協会の合同結婚式と同様に張牧師がパートナーを決める聖婚式を行なっている、という日本の元信者(クリスチャントゥデイで活動)の証言は虚偽だ」とも主張。その上で「42年の使役」はあくまで一つの聖書解釈にすぎず、2035年に終末が来るという教えではない、と述べた。

しかし、検察は張在亨関連団体側の告訴について次のように結論を下した。

▲原告の教団で主任牧師を務める張在亨氏は過去に統一協会で活動していた▲2008年にも原告の教団(合同福音)の牧師である張在亨氏の関連団体クリスチャントゥデイから脱会した人物が「張牧師を再臨主と信じた」という教育を受けたという証言をメディアが多く取り扱った点▲被告(ニュースアンドジョイ)は職業上、記者として記事を作成し報道したにすぎず、記事の内容からして原告側に個人的な感情や関係はなんら見当たらない点などから「無嫌疑」であると判断した。

張在亨氏は統一協会幹部級信者だった過去がある。統一協会発行の書籍で活動報告が紹介されている。

張氏の関連団体は「張牧師が韓国教会連合(韓教連=クォン・テジン代表会長)によって2012年に異端と規定された人物だとニュースアンドジョイが報じた問題」も取上げていた。主張としては「韓教連は張牧師を異端であると分類した事実はない」というものだった。しかし、検察は「ニュースアンドジョイが提出した証拠から張在亨と関連団体は確かに異端集団と分類されている」とし、報道は事実だと認めた。証拠とは、韓教連が発行した「正しい信仰のための異端カルト予防白書」だ。張氏側はこの白書に分類されていないと強調していた。

検察は今回の告訴を受け、ニュースアンドジョイの報道について「被告は事実確認を行なうためにクリスチャントゥデイにもジュビリーミッション・コリアにも取材した上で彼らの主張を聞き、インタビュー内容をそのまま記事として掲載した点を考えると公的な価値がある報道だ。なんら誹謗中傷目的ではない」と判断した。

検察は次のように不起訴理由を述べている。「張在亨氏及び、彼と直接的、間接的に関連のある団体を誹謗中傷する目的ではなく、関連団体で行なわれている教理的解釈を既成教会の信者らに広く知らしめてこれを警戒するように伝えることは、既成教会の教理を守るための公共の利益を目的とした行為であると判断する。よって誹謗中傷行為であるとは考えにくい」(検察不起訴処分理由より)

ニュースアンドジョイが報じた張在亨関連団体ジュビリーミッション・コリアの脱会者の青年も、同団体から名誉棄損などの理由で告訴された。団体側は「ジュビリーミッション・コリアの実態を暴露する内容を自身のフェイスブックに投稿した行為は名誉棄損だ」と主張。だが検察は「自身の体験談をもとに、その事実をフェイスブックに投稿し知らせた行為を虚偽であると認識することは考えられない。名誉棄損にあたらない」と判断した。

 

 

クリスチャントゥデイについて日本国内の教団、団体の公式的な立場

日本基督教団

【4654号】「クリスチャントゥデイ」に関する声明(2008年7月12日)総会議長声明 http://uccj.org/newaccount/14915.html

【4875号】クリスチャントゥデイなど張在亨牧師グループに関する声明(2018年1月27日)総会議長声明 http://uccj.org/newaccount/28356.html

 

日本福音同盟(JEA)

【保存版】日本福音同盟(JEA)総主事、クリスチャントゥデイに対する報告書について語る。(異端・カルト110番 2019年12月27日号)https://cult110.info/christiantoday-ainohikari-assembly-olivet-assembly-japan-david-jang/jea-christian-today-houkokusyo-2004-2018-htm/

 

ウェスレアン・ホーリネス教団 公式見解

(速報)CT特別調査委員会、WH教団総会で調査結果を報告。クリスチャントゥデイに関する教団委員会の見解案圧倒的多数で可決 (異端・カルト110番) https://cult110.info/christiantoday-ainohikari-assembly-olivet-assembly-japan-david-jang/christian-today-wh-2020-0708/

【速報】 ウェスレアン・ホーリネス教団 クリスチャントゥデイ/ダビデ張関連団体から「距離を置く」と表明 (2020年7月8日 キリスト新聞社)

http://www.kirishin.com/2020/07/08/43964/