誹謗表現、昔から変わらず…. 特定人物を攻撃。再臨のキリスト疑惑を意図的に論争へ発展させる。

ニュースアンドジョイ ク・クォンヒョ記者 2018年12月5日付 翻訳記事

宗教新聞1位を自任するクリスチャントゥデイが再びニュースアンドジョイを誹謗する記事を掲載しはじめた。記事の内容は十年以上前からの主張と変わりはない。「ニュースアンドジョイは「従北」(北朝鮮に従う)、「主体思想派」(北朝鮮の故・金日成が掲げた政治思想)であり、共産化させるために韓国教会を攻撃している」という内容だ。

クリスチャントゥデイは、ニュースアンドジョイが「美しい村共同体」(北朝鮮思想を植えつける偽装キリスト団体と称される)と関係するという虚偽の内容を報じた。本紙にはそのような「美しい村共同体」出身者は一人もいない。報じる前に一度も取材をしない点がクリスチャントゥデイらしいといえる。

十年前の記事の内容を読み返してみると同じ手口で報じている点がみえてくる。この問題の重要な点に注目したい。クリスチャントゥデイがなぜ突如としてニュースアンドジョイを誹謗する記事を掲載し始めたのか。根拠もなく関連性がない虚偽の記事を書き始めたのか改めて検証してみた。

クリスチャントゥデイの無謀な報道の根底には常に張在亨の存在が見え隠れしている。

ニュースアンドジョイはこの1ヶ月の間、日本において大きく報じられたクリスチャントゥデイ設立者の張在亨(ジャン・ジェヒョン 英名デイビッド・ジャン)の再臨主疑惑と関連する事案について取材を進めていた。取材終盤に入った11月28日(2018年)、疑惑を取材するためクリスチャントゥデイの編集長(当時)イ・デウン氏に電話をかけ同社の社長にインタビューを要請した。これに対して、イ・デウン氏は「我々もニュースアンドジョイに聞きたいことがある。実は多くの情報を持っているが報じないよう自制してきた。会えるならついでに確認してみたい」と答えた。報道機関として取材したい事案があるのようだが一体何を聞きたいのか、本紙は彼らからの取材を待つことにした。結果的にクリスチャントゥデイは何も取材をして来なかった。

ニュースアンドジョイは正式にクリスチャントゥデイのイ・ジョンウォン社長(記事掲載当時)と12月3日午前11時に会う約束をした。しかし、約束の場所にはイ・ジョンウォン社長は現れなかった。報道機関の社長がまさかの「ドタキャン」とは。それも無断で約束を破るとは。代わりに現れた同社の記者が「昼食でも食べて来たらどうですか?」と他人事のように話しかけてきた。非常識な対応に本紙の記者はその場を後にした。

この2日後のことだった。クリスチャントゥデイは本紙が北朝鮮を支持するメディアだという記事を突然掲載したのだ。同社のイ記者が電話で告げた「ニュースアンドジョイに関連した情報を持っている」という報道は10年前から続く本紙と北朝鮮の関係性を追及する記事となんら変わらなかった。同じ虚偽情報を使い、本紙を誹謗しなければならない「何か」に彼らは急がされているように感じた。

 

張在亨(ジャン・ジェヒョン)は統一教会が設立した鮮文大学の前身「聖化大学」の教授出身だ。(ニュースアンドジョイ写真資料より)

やはり、彼らの記事は毎回のようにジャン・ジェヒョン問題と連動する。ニュースアンドジョイがジャン・ジェヒョンに関する情報を握っていると知るな否やクリスチャントゥデイはジャン氏の手足のように働いて「相手の疑惑を作り上げなければならない」と判断するようだ。

ジャン・ジェヒョンはキリスト教界ではあまり知られた名前ではない。いや、無名に近いだろう。公式には大韓イエス教長老会合同福音という小さな教団の総会長出身でクリスチャントゥデイ設立者だ。韓国においてはWEA(世界福音同盟)北米理事を務めている人物として知られている程度だ。彼がキリスト教界で活躍した事実もない。しかし、小規模な教団所属の牧師といえ、無視できる存在ではない。ジャン・ジェヒョンの主な活動舞台は米国だ。米カリフォルニア州にオリベット大学を設立した。この人物は、行く先々で不思議なことに自前の「マスコミ」(メディア)を作る。アメリカではクリスチャンポストというメディアを設立した。オリベット大学出身者が「IBTメディア」グループを作っている。ここではいくつかのメディアが運営されているが2013年、米社会に影響力のある週刊誌「ニューズウィーク」を買収して話題になった。その他にも日本のクリスチャントゥデイ、香港、オーストラリア、英国、シンガポールなどにクリスチャントゥデイやクリスチャンポスト、基督日報というネットメディアを展開している。

問題はこの人物に再臨のキリスト疑惑がもたれているという点だ。ジャン・ジェヒョンの再臨主問題は独特である。普通の異端指導者と違いジャン・ジェヒョンは自らを再臨主ではないと何度も否定してきた。しかし、それとは裏腹に「ジャン・ジェヒョンを再臨のキリストと信じた」と証言する人が世界各国から出てくる。脱会した元信者たちは「教理上、ジャン・ジェヒョンを再臨主と明かしてはならない指導された」と証言している。

2008年、韓国のクリスチャントゥデイ脱退者のイ・ドンジュン氏がこのような内容を記者会見を通じて明らかにした。同年には香港宗教界がジャン・ジェヒョン牧師の再臨主疑惑を調査する基督日報事件への独立調査委員会を発足させている。2012年には米国の福音派系キリスト教メディア「クリスチャニティトゥデイ」がジャンの再臨主疑惑を11ページにわたり大きく報じた。ジャンがシンガポールに設立したクリスチャンポストから脱会したエドモンド・チュア夫妻が組織の内部について証言した。脱会者が実名で証言に応じた貴重な記録だ。

ジャンが統一協会の前歴をもつことは、彼の「再臨主疑惑」の信憑性を高める理由になる。

ジャン・ジェヒョンに「統一教会」の前歴があったことは、再臨主疑惑を一層深めた理由の一つだ。 この事実はニュースアンドジョイが2004年に詳しく報道したことがある。 ジャン・ジェヒョンは自称プロテスタントに改宗する前、統一教会で中核的な役割を果たした幹部だった。 ジャン・ジェヒョンが設立した教会や団体脱退者は、彼が統一教会によく似た「合同結婚式」を教会内で行なっていたと証言している。彼が自前のメディアを設立して運営することも統一教会に似ている。 ある脱退者は、ジャン・ジェヒョンが「自分のメディアは私を守る盾だ」と話していたと証言している。

今年、ジャン・ジェヒョンが設立した日本のクリスチャントゥデイと東京ソフィア教会(現在はあいのひかり教会)から脱会した証言者らから明かされた内容は、10年以上前から続く疑惑と全く同じだった。彼らは「ジャン牧師を再臨主と信じ、不当な労働と金銭搾取を受けた」と述べている。これに対して、日本のクリスチャントゥデイは「ジャン牧師は再臨主ではなく、私たちはイエス・キリストを信じている」と反論した。この主張もジャンの再臨主疑惑が起こるたびに関連団体が語る主張とまったく同じだ。

韓国クリスチャントゥデイはジャンを擁護しているという理由で2006年、大韓イエス教長老会統合において異端擁護メディアとして決議された。以降、再審が行われたが今年9月の総会で「クリスチャントゥデイ」は異端擁護メディアから解除されることはなかった。依然としてジャン・ジェヒョンを擁護、広報しているという理由からだ。

日本にあるクリスチャントゥデイも張在亨が設立した。(撮影ニュースアンドジョイ イ・ヨンピル記者)

ニュースアンドジョイは今年、韓国と日本のクリスチャントゥデイで起きた出来事をきっかけにジャン・ジェヒョン問題をもう一度整理する必要があると考えた。ジャン牧師に法的、道徳的欠如があることも問題だが「再臨のキリスト」という疑惑は次元が異なる。それと関連する団体が何のために存在しているのか、団体が稼ぐ資金はどこへ行くのか、自分たちが再臨主と信仰するジャン・ジェヒョンを助けるために存在しているのではないか。特にクリスチャントゥデイは正統なキリスト教メディアのように振る舞うが果たしてその存在目的はどこにあるのか。ニュースアンドジョイは、この1ヶ月間、取材した具体的な内容をシリーズで明らかにしたい。

今回の記事でジャン・ジェヒョンの盾であることが判明したクリスチャントゥデイが狙っているものはひとつだ。それは、ジャン・ジェヒョンの再臨主疑惑を論争に発展させるためだ。論争を引き起こし混乱させ、問題を提起する人物やメディアを総攻撃する。彼らは自分たちを守るためにメディアを通じて情報操作を行なおうとしているのだ。

だから、クリスチャントゥデイは自社で報じる記事の内容、その真実性にも全く関心がないのだ。ただ、キリスト教に関する情報さえ出しておけばよい。

一見、戦術的に成功しているように思えるクリスチャントゥデイの判断には大きな誤りがある。十数年前と比較して韓国国民の意識水準が変わったという点だ。韓国国内であまりに古い「従北」「北朝鮮派」という疑惑を報じて、信じる読者がどれほどいるだろうか。今どき、キリスト教メディアとはいえ、北朝鮮を支持を全面に出して活動するはずがない。考えればわかる稚拙な情報操作だ。張在亨は自分の正体を追及する者をすぐに北朝鮮の支持者だと批判する。自分の統一協会前歴すら素直に認めず隠し続けたのに。

北朝鮮系のメディアだとクリスチャントゥデイが騒いでもこの時代に反応するのは、ごく一部の極右勢力だけだろう。それも社会的には影響力を持たないネットに依存するような集団だ。また、自分たちが報じた記事の内容に対して相手側に反論できないとわかるとその情報発信者を攻撃する。これは彼らの典型的なパターンだ。少なくともキリスト教メディアがこのようなことをしてはならない。

ジャン・ジェヒョンと関連団体の関係性と再臨主際悪が世界各国で浮き彫りになっている問題を明確に説明すれば済むことだろう。本当にジャン・ジェヒョンが自称再臨のキリストではないのなら疑惑に対して張本人が先頭に立ってメディアとしての役割を全うしなければならない。いつまで経ってもオリベットという城に身を潜めて出て来ないではないか。信者も黙っていればいい。指導者の疑惑なのだから。彼に語らせればよいのだ。